レースレポート 2024 全日本スーパーモト R6 名阪スポーツランド

2025/10/11

2024シーズンも残り2戦となり、チャンピオンシップにおけるポイント争いが激しくなってきている。
関西3連戦最後の名阪スポーツランドは、コースレイアウトが大幅に変更されていてダートセクションが約70％という超オフ寄りのコースに変貌していた。
この変更によりポイント争いに変化があるのか。
各ライダーの思惑はいかに。
晴天に恵まれたコースにレースの神様は誰に微笑むのか？

S2クラス

6台で行われたS2クラスは予選の結果

P.P　#23佐藤祐季

2位　#26鈴木優那

3位　#6藤田友貴

4位　#5佐藤省吾

5位　#21上原耕時

6位　#11加藤健

の順となり、午前中の決勝レース1の結果

優勝　#26鈴木優那

2位　#23佐藤祐季

3位　#6藤田友貴

4位　#5佐藤省吾

5位　#11加藤健

6位　#21上原耕時
の順位となりました。

また午後に行われた決勝レース2の結果は

優勝　#26鈴木優那

2位　#23佐藤祐季

3位　#6藤田友貴

4位　#5佐藤省吾

5位　#11加藤健

6位　#21上原耕時
の順位となりました。

S2クラス表彰式(総合順位)

左より佐藤選手、鈴木選手、藤田選手おめでとうございます。

S1OPENクラス

27台で行われたS1OPENクラスは予選の結果

P.P　#49伊藤諒

2位　#46佐藤祐季

3位　#23高山直人(体調不良により決勝リタイヤ)

4位　#44沖勇也

5位　#50鈴木優那

6位　#6梅田祥太朗

の順となり、午前中の決勝レース1の結果

優勝　#49伊藤諒

2位　#44沖勇也

3位　#46佐藤祐季

4位　#12佐々木徹

5位　#6梅田祥太朗

6位　#51宮岡貴之
の順位となりました。

また午後に行われた決勝レース2の結果は

優勝　#49伊藤諒

2位　#44沖勇也

3位　#46佐藤祐季

4位　#51宮岡貴之

5位　#50鈴木優那

6位　#12佐々木徹
の順位となりました。

S!OPENクラス表彰式(総合順位)

左より沖選手、伊藤選手、佐藤選手、宮岡選手、佐々木選手、鈴木選手おめでとうございます。

S1PROクラス

最高峰のS1PROクラスは15台で行われましたが予選の結果

P.P　#2小原堅斗

2位　#1日浦大治朗

3位　#20佐藤瑞城

4位　#3川島颯太

5位　#5金子和之

6位　#10新沼伸介

の順となり、午前中の決勝レース1の結果

優勝　#2小原堅斗

2位　#1日浦大治朗

3位　#3川島颯太

4位　#5金子和之

5位　#20佐藤瑞城

6位　#13佐々木啓之
の順位となりました。

また午後に行われた決勝レース2の結果は

優勝　#2小原堅斗

2位　#3川島颯太

3位　#1日浦大治朗

4位　#20佐藤瑞城

5位　#5金子和之

6位　#17呉本朝也
の順位となりました。

S1 Pro クラス表彰式(総合順位)

左より川島選手、小原選手、日浦選手、佐藤選手、金子選手、新沼選手おめでとうございます。

藤田友貴選手にインタビュー

ここからは今回S2クラスの両レースで3位に入賞したグライドライド＊ドコモタの藤田友貴選手にスポットを当てていきます。

モタードバイクナウ

ここまで5戦を終わって今シーズンの戦績を振り返って感想をお願いします。

藤田友貴選手

第3戦茂原のレース1を除いて表彰台をキープできていて、スピードもそうですが安定したレースができているなという印象です。
ただ、昨年よりもスピードが上がっているもののまだまだスピード負けしているのも事実なので、特にオフロードの練習の密度・効率をあげないといけないと感じています。

モタードバイクナウ

前回の第4戦に比べてターマックが大幅に少なくなりました。走りに影響はありますか？

藤田友貴選手

滑りやすいターマックが意外とアドバンテージがあったので、レースとしては厳しくなりました。
モトクロスばかり練習しておりますが、それでもモトクロス国際ライダーに勝てるほどではないので・・・

モタードバイクナウ

前戦の神戸では念願の全日本S2クラスでヒート優勝を飾りました。(総合では同ポイントながら2位でしたが)
改めてその時の感想をお願いします。

藤田友貴選手

さすがにめちゃくちゃ嬉しかったです！勝つまでに4年かかりましたからね。
ただやはり実力(スピード)で勝ったわけではないので、目標に対するゴールという感覚はなくて、まだまだ道半ばって感じです。レース2も優勝を狙いましたが、トラブルも抱えたままだったので順位キープがやっとでした。

モタードバイクナウ

今回の名阪Rd.でレースをするにあたって意識しているライダーはいますか？

藤田友貴選手

当然ですが目下チャンピオン争いをしている佐藤祐季選手です。あとは鈴木優那選手も外せませんね。いつもお手本みたいなフォームで参考になることが多いです。

モタードバイクナウ

全日本では数少ない2ストローク車で継続参戦していますが理由とかあればお聞かせください。また、活動しているグライドライド＊ドコモタはどういった雰囲気のチームなのでしょうか？

藤田友貴選手

単純に2ストが好きというのもありますが、4ストに比べてメンテナンスが容易でパーツも安い。ある程度マシンが出来上がれば、ローコストで運用できるのではと思い始めたのが最初です。
昨今はバイク本体もパーツもタイヤも高いので、コストを抑えた車両でもある程度結果を出せれば、エントリーユーザーのマシン選択候補になるのではと。まぁあまりお金をかけていないようには見えないでしょうが(笑)ただ、データ(前例)がなく、いろいろテストしながらの道程なのでｗ
現在のパッケージは中古車相場も考慮するとかなりコンパクトな予算で作成が可能です。また、2ストはよく難しいといわれますが、裏返せば上手に乗れるようになったころには相当なテクニックが身についているはずです。すぐに結果はでなくても、こういったマシンを経由することで知らず知らずのうちに上級者になっていた・・・なんて感じで後に続いて行ってくれるライダーがいればと思っています。
実際、僕が始めるまではほぼ皆無の2ストマシンも、少しずつですが増えていってるので多少の影響はあるのか？と自意識過剰ですかね(笑)
チームは関西のモタードを支えてきてくださったグライドライドさんが主体になっています。古くは関西ドリフターズからのつながりの深いメンバーで構成されている感じです。基本的にはやる気があって最低限の常識があれば誰でも入れると思いますｗので、チームメイトも募集しておりますｗ

モタードバイクナウ

予選が終わっての感想、決勝に向けてどう思っていましたか。

藤田友貴選手

まぁ、さすがにやっぱりかー(注、佐藤、鈴木選手に続く3位だったこと)って感じでした。ハイスピードで短いダートだった第4戦に比べてかなり厳しい予想でしたが、かなり差がありましたね。まぁ第4戦もまさかポールをとれるとは思ってませんでしたがｗ
決勝に向けてはとにかくミスなくコンスタントに走りつつ、前のライダーから学べるところを探して少しでも2ヒート目につながる走りを！と思っていました。
基本的になんとしても追いつく！みたいに走るとほぼ100％コケるので(笑)コンスタントに、自分にできることに集中！と走った方が走りもまとまるしスピードもついてくる気がしています。

モタードバイクナウ

決勝レースを終えての感想をおねがいします。

藤田友貴選手

レース1に関してはコケるまではペースも自分にできることはキッチリやった感があったので負けてもまぁ後悔はない感じでした。
ただ、レース2は腕上がりが早めにでてしまい上手く攻められませんでした。それでも腕上がりは予想をしていたので、ラインをいろいろ試行錯誤したんですが、それがすべて裏目に出た感じで。。。上手くまとめられることができず、かなり遅かったのでさすがにメンタルにきました。

モタードバイクナウ

今回取材を受けての感想があれば。

藤田友貴選手

いままでは取材されることなんてなかったのですごく嬉しいです！これからも取り上げてもらえるようレベルアップできるよう頑張ります！

モタードバイクナウ

ファン(観戦していた人)に向けて一言(お店やドコモタの宣伝でも可です(^^;)

藤田友貴選手

いつもなかなか結果がでないのに、遠い現地に足を運んでくださるファンの皆様には感謝しきりです！ようやく結果も出始めてきたのでドンドン観に来てください♪
そして出来たらグライドライドさんの主催する走行会モタードパークやファンライドスクールで一緒に走れるとなお最高です！

モタードバイクナウ

モタードバイクナウに向けての要望などありましたらお願いします。

藤田友貴選手

海外や国内のモタード系ブログやYoutubeなどを紹介するコーナーがあってもいいかも♪と思います

丁寧に答えて頂きありがとうございました。
インタビューにもありましたが、モタードパーク(走行会)やファンライドスクールを精力的に行っているGLIDE RIDEは大阪狭山市にあるバイクショップです。
レースにも積極的に出ていますのでこれから始める方にも良いアドバイスをしてもらえるのではないでしょうか？
今年のモタードパーク(走行会)やファンライドスクールは終わっていますが、来年も行う予定ですので
興味のある方はお店に問い合わせてみてください。