フルパワー化したCRF450Lのパワーチェックを行いました!CRF450L モタード化プロジェクト Vol.6 presented by MOTOZEN

      2018/12/22

フルパワー化したCRF450Lのパワーチェックを行いました!

話題の新型車 Honda CRF450Lを使用してモタードマシンを製作するプロジェクト取材記事の第6段。
フルパワー化出来たので、ダイノジェットを使用してパワーチェックを行いました。

【これまでの記事】
CRF450L モタード化プロジェクト VOL.1 First Look Honda CRF450L presented by MOTOZEN

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今回使用したパワーチェックマシン

レーシングプロジェクトベアー様にご協力いただきパワーチェックを行いました。
使用したのはダイノジェット
今回の計測方法はリアタイヤで計測するタイプ。
レーシングプロジェクトベアーの代表、増田さんが言うには

RPベアー 増田さん
ベンチマシンはカタログ値より大体10-20%低く数値が出る(ロスがある)
とのことでした。

つまり、「計測結果×110-120%」が大体世間で言われている馬力と考えて良さそうです。
今回は間をとって115%で考えることとします。

RPベアーさんが計測した他車種の参考数値

’09 Husqvarna SM450RR 59.8ps(測定値:52ps × 115%)

CRF450L ノーマルとフルパワー状態の計測結果

CRF450Lノーマルとフルパワーののパワーグラフ

タイヤ:17インチモタードタイヤ
排気系:スタンダード
スプロケット:F 13T、 R 50T

お見事!
全域で改善が見られ、約2倍のパワー(馬力)、約1.5倍のトルクという結果になりました。

細かな数字の解説

CRF450L ノーマル状態

まずはノーマルの数値から。
グラフの赤系色がノーマル状態です。

最大パワー:24,725ps(測定値:21.5ps × 115%)、
最大トルク:3.2775kgf-m(測定値:2.85kgf-m × 115%)

となることから大体カタログ通りの数値が出ていることが分かります。

最高出力(kW[PS]/rpm) 18[24]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 32[3.3]/3,500
出典元:スペック・サイズ | CRF450L | Honda

グラフから分かることとして、5500rpmぐらいで最大パワーが発揮されその後は伸びる様子がありません。
これはライダーが乗ったコメントとも一致します。

そしてレブカットは9500rpm。
CRF450Rは明確な記述を見つけられなかったのですが、ヨシムラジャパン様のグラフを見るところ11000rpm程度だと予想されます。
やはりCRF450Lはレブカットポイントも大幅に引き下げられていました。

ヨシムラジャパン様公開 CRF450R 2018 パワーグラフ

画像:ヨシムラジャパン様公開 CRF450Rのパワーグラフ
出典:CRF450R(17-18) RS-9T レーシングサイクロン/商品詳細|ヨシムラオンラインショップ

 

 

 

CRF450Lノーマルとフルパワーののパワーグラフ

CRF450L moto禅フルパワーキット装着状態

グラフの青系色がmoto禅フルパワーキット装着状態です。

最大パワー:44,275ps(測定値:38.5ps × 115%)、
最大トルク:4.5425kgf-m(測定値:3.95kgf-m × 115%)

パッとグラフを見るとパワーが倍になった! と感じるぐらいに変化があります。
最大パワーが出るのは7700rpmぐらいで、回転に合わせモリモリとパワーが出てきますね。
CRF450Rと比べれば高回転の伸びは落ちるものの、十分なパワーを発揮しています。

中高回転域だけでなく、低回転域の改善もポイントです。
レスポンスも吹け上がりもグッと良くなったと感じていましたが、それがグラフにも現れています。

レブカットポイントも上がり、10200rpmまでパワーを発揮するようになりました。

最後に

moto禅様では現在レーシングフルエキゾーストも開発中です。
もう間も無く発売が出来るとのこと。
どれだけパワーが上がるのか楽しみですね!

moto禅オリジナル CRF450L SMR Power Core プロトタイプフルエキゾーストシステム

 

 

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※この記事はmoto禅* 様のご協力の元作成しております。

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