レースレポート 全日本スーパーモト R1 茂原ツインサーキット

   

2022年4月17日に全日本スーパーモト及びスーパーモト S1チャレンジが開催されました。

前回に引き続き、Motard Bike Nowからは、カメラマン ささきてつお さん(Twitter:@sasakitetsuo74)の全日本スーパーモトレースレポートを掲載いたしますので、ご覧ください。

S1 OPEN クラス

S1OPENクラスは昨年度ランキング1位、2位、3位がS1PROクラスに昇格、ベテランの三苫選手、高山選手がS1OPENクラスに復帰とのことで乱戦模様の雰囲気が漂っている。

 

決勝ヒート1


予選はただ一人59秒台に入れた#4三笘を追いかけて#8佐々木、#6馬場、#31高山がフロントローに並ぶ。

 

決勝ヒート1がスタートした直後の1コーナーで、ホールショットを狙いに行った#31高山のアウト側から#8佐々木がかぶせるような形で接触してしまい#31高山が転倒。
#8佐々木もそのままバランスを崩し第1ダートで転倒してしまう。

 


転倒時の間隙を縫って#4三笘が先頭に躍り出るとみるみる後続を引き離していく。

 

その後ろでは#6馬場、#35田所、#19久谷、#38錦織が順位を争っている。

 

後半#19久谷、#38錦織が遅れてくると代わりに#11呉本、#5高部が上位に迫ってきて4位争いとなった。
最後まで独走を保った#4三笘がそのままゴールで優勝。2位以下には#6馬場、#35田所、#11呉本、#5高部、#19久谷となった。

 

決勝ヒート2

決勝ヒート2は先程のヒート1で転倒した#31高山と#21田村が出走できずリタイア、18台でのスタートとなった。


スタートでは3番手の#35田所が飛び出しに成功してホールショットで1コーナへ。
その後を#6馬場、#11呉本、#4三笘が続く。

 


2周目には#6馬場が先頭を奪うが、3周目には#4三笘が第2ダート入り口であっさりと先頭に躍り出てしまった。
その後はヒート1を見ているかのような独走となってしまう。

終わってみたら2位に約10秒の大差をつけて#4三笘がゴール。
#6馬場は単独の2位となり、#35田所は#8佐々木のアタックを何度か受けながら最後に逆転しての3位だった。

 


#8佐々木はヒート1での転倒で肩を痛めており、テーピングをしての走行だったがあと少しで表彰台を逃してしまった。

 

結果を見てみると#4三笘の独走で終わったが、ベテラン、若手と入り乱れてバトルをしていることから今年も見ごたえのあるクラスになる予感がしてならない。

 


写真左より#8佐々木、#6馬場、#4三笘、#35田所、#11呉本、#5高部
入賞された皆さん入賞おめでとうございます。

S2クラス

S2クラスは昨年チャンピオンの小鹿翼選手がS1PROクラスに昇格して不在。
しかし最終戦に電撃参戦した鈴木優那選手が今年フルエントリーするというニュースで賑わっている中、2020年までS1PROクラスに参戦し同クラスで表彰台経験もある原島剛選手もS2クラスに参戦するというニュースが!
S1OPENクラス同様乱戦で盛り上がる予感がしている。

予選はS1OPENに匹敵する59秒台を出した#12鈴木がポールポジションを獲得。
2位に#26原島、3位に#2川島、4位に#4土橋が入った。

 

決勝ヒート1


決勝ヒート1スタートは#26原島が素早いスタートを決めトップで1コーナーに向かう。
ホールショットデバイスをセット出来なかったという#12鈴木がスタートに遅れ2番手。#2川島、#4土橋がこれに続く。

 

中盤にかけ#4土橋の調子が上がらないのと対照に#27古高が調子を上げて4番手争いをしている。

 

そのままゴールとなり優勝は#26原島、2位に#12鈴木、3位に#2川島が入った。

 

決勝ヒート2

決勝ヒート2のスタートは、スタート勝負に出た#2川島が良い反応を見せたが#26原島が一枚上手でまたもホールショットを獲得。

2番手に#2川島、#12鈴木、#27古高と続いて1コーナーに入っていく。

 


2周目で2位以下に約2秒のアドバンテージを持つと2位以下の争いでペースが落ちる中最大約4秒の差をつけ安定走行に入る#26原島。
2位争いの3台と5位争いの中団との間には1周で約2秒の差ができ、どんどん差が離れてしまっている。
後半#27古高が2位争いから遅れてしまい単独走行になってしまう。

 


そのまま#26原島は約2秒のマージンを確保したままゴールし、2連勝。
2位には#2川島、3位に#12鈴木、4位に#27古高、5位争いを制した#4土橋が#3西村を抑えて5位でゴールとなった。

今回S2クラス決勝中のベストタイムは1位から4位まで59秒台を出していて、S1OPENと比べても2位相当のタイム、S1PROを入れてもトップから10台以内に入れるタイムを出していることからも今年のS2クラスも相当レベルが高いと期待することが出来るだろう。

 

写真左より#3西村、#2川島、#26原島、#12鈴木、#27古高、#4土橋
入賞された皆さん入賞おめでとうございます。

 

S1PROクラス

メインイベントであるS1PROクラスでは、唯一の57秒台を出した#1日浦がポールを獲得し速さを見せつける。


予選2番手以降に#7吉田、#2長谷川、#4金子と奇しくもホンダ勢が1列目を占める形になった。
残念ながらエントリーしていた#14野田龍樹選手(ハラツヨ★ワークス+B☆1)は前日の練習走行で転倒、負傷の為今回は不出場となった。

 

決勝ヒート1


決勝ヒート1はスタート後の1コーナーでラインを塞がれて行き場のなくなった#16松本が転倒。

 


先頭は#1日浦と#2長谷川が引っ張るも#6小原と#7吉田が猛プッシュしている。
しかし2周目の5コーナーで#1日浦が痛恨の転倒、順位を大きく落とす。

 


3周目にベストのタイムを出すと危なげなく走り切った#2長谷川が今シーズン最初の優勝を飾る。
2位には#6小原が入り以下#7吉田、#5森田、#9西村、#10中島となった。

決勝ヒート2

決勝ヒート2はレース1での順位がグリッド順となるので#2長谷川が先頭に並ぶ。
以下#6小原、#7吉田、#5森田が1列目となり、4メーカーが揃うこととなった。

綺麗にスタートを決めた#2長谷川がホールショットで1コーナーへ。
その後を#6小原、#7吉田、#9西村、#5森田が続く。

 

後方から怒涛の追い上げで5位まで追い上げていた#1日浦だったが、残り4周となった第1ダート侵入でフロントが滑り痛恨の転倒。
それに#9西村も巻き込まれてしまい転倒してしまう。

後半じわじわとトップの#2長谷川を追い上げてきた#6小原が最終ラップにファステストの57秒149を叩き出すが、約1秒届かず。
トップを明け渡さなかった#2長谷川が優勝。2位に#6小原が入る。

3位は約10秒離されて#7吉田、以下#5森田、#4金子、#8金児がチェッカーを受けた。

昨年チャンピオンの#1日浦は11位/13位とまさかの順位に終わってしまうという波乱のレースとなった。


写真左より#10中島、#5森田、#6小原、#2長谷川、#7吉田、#4金子
入賞された皆さん入賞おめでとうございます。

今回の全日本スーパーモト開幕戦で印象に残っていた選手を紹介!

S1OPEN #35 田所 隼選手 (Team S.T.F.)


3年前に初モタードで練習不足からモタードの洗礼を浴びた。
去年の最終戦でもロードの経験から久しぶりにモタードに参戦したが、急変した天候に弄ばれて予選通過がならなかった。
その悔しさから今年はシリーズフルエントリーの体制を作り、リベンジを果たしに来た。

茂原はロードレーサーが得意とするレイアウトと聞いていたそうで自信を持って挑んでみたが、昨年より増えたダート区間に苦戦して気持ちよく走れなかったとのこと。
それでも両ヒート3位の結果を出すところがロード出身としての意地か。
本人は「最低目標の年間チャンピオンに向けて最低限のスタートは切れたかなと思います。」と結果には満足していない。

将来的にはS1PROクラスでチームメイトの日浦、長谷川と闘うのが目標とのことなので、近い将来Team S.T.F.の表彰台独占という姿も見れるかもしれない。
しかしその為にはやる事はまだまだ沢山あると現在の自分の立ち位置を冷静に考えている。

次戦の九州は走ったことの無いコースとのことだが、しっかり優勝して、それ以降も全戦優勝出来るように修行しますとの強気のコメントがもらえた。
このルーキーは本気で狙いに来る気だ。

S2 #12 鈴木 優那選手 (TEAM KOHSAKA with コクサイエンジニアリング)


この選手も昨年の最終戦で初参加した一人。
その際に現在S1OPENに参戦している三苫選手と第2ヒートで激しいトップ争いをしてその去就が注目を集めたが、今年もS2クラスに参戦。
フルエントリーするとのことでルーキーが一気にチャンピオン候補に立候補してきた。

初戦は昨年の美浜以来のモタードレースでかなり緊張したと言うことで、前日から特にターマックで自分の走りが全く出来ず苦しんだとのこと。
決勝日の予選でやっと自分の走りが出来て、調子が戻ってきたのだが、スタートが悪く、焦ってしまい両ヒート共に悔しい結果(2位/3位)になってしまったとのこと。
「次戦はスタートからガンガン攻めて、目指すは表彰台の真ん中です!!」と優勝宣言が飛び出してきたが、それ程初勝利に飢えている証だと感じた。

もしかすると今年はS2クラスが一番Hotなクラスになるかもしれないので観客の皆さんも要チェック!

 - イベントレポート

Partners