【スーパーモト S1チャレンジ】レースレポート 2022 R3 エビスサーキット
全日本スーパーモト第3戦は舞台を福島県のエビスサーキットに移しての開催となります。
エビスサーキットは先の令和3年2月13日に発生した「福島県沖地震」において甚大な被害を受けたために
コース復旧をするために昨年はレーススケジュールから外れてしまいました。
今年復旧も何とか目途がついたので実にコロナの頃も含めて2019年から3年ぶりの開催となります。
東北方面のスーパーモトライダーにとっては待ちに待ったレースとなりました。
S1チャレンジS1OPENクラス
練習走行から雨に降られたチャレンジS1OPENクラスは#92高山と#55伝田以外は走らず予選ぶっつけ本番になってしまったが
雨が上がった予選で#10田邉が1分3秒263でポールを獲得。
決勝レースはポールからの#10田邉がポールで1コーナーへ。
その後に#11内山、#16平栗、#56今井、#14矢野が続く。
1周目を終わって帰ってくると早くも#10田邉が後続を引き離しにかかっている。
#11内山と#16平栗が離されまいと喰らいついているがその後方では後続が集団で争っている。
3周目に4位争いをしていた#92高山がダートセクションで転倒、身体を激しく打ったためか復帰が出来ずリタイヤとなってしまう。
その後は多少の順位の変動はあったが、2周目に唯一の1分2秒台のファステストを出した#10田邉が嬉しい独走での優勝となった。
2位に#16平栗、3位に#11内山が入り、以下#48梅田、#56今井、#14矢野の順となった。
表彰式左から#16平栗選手、#10田邉選手、#11内山選手おめでとうございます。
S2,S3クラス
混走での開催となったS2、S3クラスですが、練習走行ではドライからウェットになるコンディションで混乱していましたが、
予選はウェットとなったので各車レインでの走行となりました。
その中でS2クラスは#5吉田が見事に1分4秒786で見事ポールを獲得。
練習走行で調子の良かった#51港はエンジントラブルで出走できずに嘆願書提出でピットスタートからの決勝出場となった。
雨が降る中の決勝レースは2列目の#26河野、#82内海が好スタートを切って1列目の#5吉田、#64藤本と並んで1コーナーへ。
前半のダートセクションが終わるころには#5吉田が2位以下を引き離して単独走行に入っている。
周回を重ねるごとに1位から4位の間隔が開いて単独走行状態になってきているが4位の#26河野が5位集団に飲み込まれてしまう。
何とか挽回したい#26河野だったが7周目のダートセクション入り口で転倒してしまう。
順調に1周目よりトップを譲らなかった#5吉田が2位に約4秒の差をつけて独走でチェッカー。
2位に#82内海、3位に#64藤本が入ってきた。以下、#20井上、#51港、#31遠坂の順となった。
ピットスタートからの#51港は1分4秒から6秒台のトップグループよりも早い1分3秒台で
猛然と追い上げて終わってみたら5位入賞という驚異の走りを見せていたが、もしかすると観客の目には
その雄姿はあまり見えていなかったかもしれないので次戦の美浜での活躍に期待したい。
表彰式左から#82内海選手、#5吉田選手、#64藤本選手おめでとうございます。
S3クラスはレース中に1分10秒台のファステストを出してS2クラスに挑んでいた#2岡田が8位でフィニッシュしクラス優勝を勝ち取り、
第1戦に続いての連続表彰台を獲得。ポイントランキングで2位以下に大きく水をあけることが出来た。
クラス2位には#44小川、3位に#57小林が入りポイント獲得をすることが出来た。
表彰式左から#44小川選手、#2岡田選手おめでとうございます。
(3位#57小林選手は登壇せず)