写真で振り返る2018スーパーモトジャパン 最終戦 茂原ツインサーキット
先週末 11/10-11は全日本スーパーモト選手権、スーパーモトジャパンの最終戦が千葉県茂原ツインサーキットで行われました。
当日の写真の全てはこちらのフォトギャラリーで紹介していますが、写真だけ見ても観戦していない人にはピンと来ないものが多いと思うんですよね。
今回は個人的ピックアップ写真と、その写真の解説をしてみようと思います。
トップ写真はS1PROクラス、決勝ヒート1のスタートシーン。
シグナルが消えて動き出したところです。
高まる排気音と密集具合、ぶつかることも多々ありますし迫力という意味ではスタートが一番じゃ無いかと思います。
阿部 真生騎選手 Webike チームノリックヤマハ
東日本エリア選手権 S2クラスに参加していた阿部 真生騎(アベマイキ)選手。
何と元WGPライダー故 阿部典史(ノリック)さんの息子さんです!
今年からロードレースのつくば選手権を戦っているそうで、モタードはトレーニングの一環のようですね。
ロードレースチームであるWebike チームノリックヤマハからは今大会に多数エントリーがありました。
以下のシーンはエリアクラスのタイムアタック中。
他者との接触でもあったのか第一ダートの出口で転倒してしまいます…
非常に悔しそうで感情をあらわにするシーンが印象的でした。
ロードレースに参戦中のライダーをピックアップ
中原 美海 選手 RAPID BIKE Team miu with Vesrah
中原美海(ナカハラミウ)選手は女子高校生ライダーで、日本だけではなくアジアロードレース選手権にも参加されています。
パドックで見ると普通の女の子ですが、バイクに乗る姿は勇ましく正直カッコイイです😁
岡本 裕生 選手 51ガレージチームイワキ
岡本裕生(オカモトユウキ) 選手は2018年全日本ロードレース ST600クラスのチャンピオンです。
さらっと書きましたがスゴイ選手です!
ロードレースの選手はハングオンのイメージですが、岡本選手は脚を出すモタード乗りをしていました。
この日は#6 阿部 恵斗(アベケイト)選手と常にバトルをしていました。
滑ろうが暴れようが気にしない。
とりあえず開ける。
ナマで見ていると非常にダイナミックでカッコイイですね。
長谷川 修大(ハセガワシュウダイ)選手
開幕戦の茂原、第7戦の美浜サーキットに続き最終戦にも参戦。
美浜、茂原と2連勝です。
ロードレース国際、モトクロスはIBとオンオフ問わずとても速いライダー。
少しお話もさせてもらいましたが非常に好青年です。
来年は全日本ロードレースST600クラスに参戦予定で、モタードも出ると言ってくれました。
カメラを向けると応えてくれます
日浦 大治朗(ヒウラダイジロウ)選手
上記の長谷川選手と同じく、第1戦の茂原、第7戦美浜、最終戦茂原と3回の大会にエントリー。
S1Proクラスは決勝が2レースあるため、3大会で6レース。
何とそのうち5勝と驚異の勝率!
日浦選手はスタート前に、いつもこのようにしゃがんでいるのを見ます。
これは決勝ヒート2でトップを走るチャンピオン、森田一輝選手をパスしたシーン。
この前の周ぐらいからそろそろ仕掛けるという雰囲気が出ているように感じました。
綺麗にインをズバッと刺してトップに浮上。
あとは逃げるだけという見事なレースを披露してくれました。
決勝ヒート2では#1森田選手、#2新井選手、#21日浦選手の3人でずーっとトップ争いをしていました。
写真は撮れなかったのですが#2新井選手が第一ダートで転倒、そこから1-2週の間に日浦選手がトップに浮上しました。
見応えのあるレースだったと思います。
コース上でもパドックでもいつも仲良し、ハスクバーナの3選手
増田 浩志(マスダヒロシ) 選手 CP sports Husqvarna 長野
榎本 優(エノモトユウ) 選手 Husqvarna東名横浜+桶川スポーツランド
広瀬 彰信(ヒロセアキノブ) 選手 Husqvarna東名横浜&BELRAY
普段から仲の良い3人ですが、レース中でもなぜかいつも似たようなところを走っている3選手。
今回もタイムアタックでは3選手が7,8,9番手と並び、予選ヒートでは榎本選手の転倒により離れるものの、決勝は6,7,8番と綺麗に並びました😁
これは増田選手が広瀬選手をパスしたシーン。
今年度 全日本の各クラスチャンピオン
S2クラス 土橋 亮一 選手 TRC with SPEED SHOP FUSE
土橋 亮一(つちはしりょういち)選手はロードレースやミニバイクレースをされていたライダーで、全日本スーパーモトは2年目と伺っています。
土橋さんのバイクは1シーズン戦ったとは思えないほど綺麗な車両で、大事にしているのが伝わってきます。
ちなみにチーム名のTRCとは「ツチハシレーシングクラブ」だそうです。
S1 OPENクラス 庄司 秀人 選手 916DREAM&SPEEDMASTER+陸奥組
表彰台メンバーが毎戦変わる、激戦のこのクラスで見事チャンピオンに輝いた庄司 秀人(ショウジヒデト)選手。
開幕戦の優勝から始まり常に安定した成績を残されています。
S1 PROクラス 森田一輝選手 SRF宮城&FTR
森田一輝(モリタイッキ)選手は2018年度で、S1PROクラス3年連続チャンピオンになりました。
全日本スーパーモト創世記からずっと活躍されている選手で、「モタードでスズキのバイクと言えばイッキ選手」というイメージが定着していると思います。
これはチャンピオンが決定する前の決勝ヒート1スターティンググリッドにて。
緊張しているのかいつものレース以上に険しい顔が印象的でした。
レースの方は終始日浦選手とのバトル。
ハイペースのマッチレースでしたが、見事に逃げ切り優勝でチャンピオンを決めました。
チャンピオン決定直後、ロードレーススペイン選手権に参戦中の浦本修充(ウラモトナオミチ)選手と。
浦本選手のInstagramでも当日の模様を紹介しています。
サーキットクルージング
今回はレース終了後にサーキットクルージングが行われました。
サーキットクルージングはマイバイクでサーキットをクルージングする参加型イベントで、革ツナギがなくてもサーキットの体験走行が出来るわけです。
私の記憶では全日本スーパーモトでこういうイベントが行われたのは初めてだと思います。
コースインを待つ参加者のみなさん。
計22台の参加がありました。
やっぱりレースは面白いね。
以上、写真で振り返る2018スーパーモトジャパン 最終戦 茂原ツインサーキットでした。